ハードコアに在宅ワークにかじりつく At Home Hardcore

仕事は好きだけどオフィスはキライな在宅ワーク歴10年のヒト

在宅ワークのモチベ維持の方法

モチベが上がらないのは在宅ワークの致命傷

 

[引用]:https://pixabay.com/photos/blogger-screenwriter-desperate-2838945/

 

一般の会社に勤めている場合、会社に行くのがとにかく面倒だ。
しかしながら、会社に行くことがよい効果をもたらすこともわずかながらある。
それが「会社の人間に監視してもらえる」ということだ。

自分自身でモチベを作りだすことができるタイプの人間であれば、別に会社の人間に監視してもらう必要などない。むしろ会社の人間など邪魔でしかないわけだが、世の中にはそうでないタイプの人間も当然いる。

具体的には、「誰かに見られていたり、仕事の進捗を監視されなければモチベーションが上がらない」というタイプだ。

ただ、そうした「監視がないと仕事のモチベが上がらない」という人についても、別にそれは本人が悪いわけではない。単に自分がモチベを上げるための方法を知らないだけだ。

しかし、監視がいない在宅ワークにおいては、モチベが上がらなくなってしまうのは致命傷だ。

そこでこの記事では、在宅ワークをする上でのモチベ維持の方法を書いてみるとしよう。

モチベーション維持と向上の方法

 

では、具体的にどうやったらモチベーションが高められるのか?という内容について書いてみよう。

 

自分が何をするべきか細分化する

 

モンゴルのことわざに、次のようなものがある。
山が高いからといって、戻ってはならない。行けば超えられる。仕事が多いからといってひるんではいけない。行えば必ず終るのだ。

 

[引用]:https://pixabay.com/photos/travel-adventure-trip-adventure-1233762/

 

まぁ名言だけで仕事のモチベーションが上がるほど人間はシンプルにできていない。山をふもとから見上げれば、山頂まで登るイメージなんてつけようがない。
なぜなら、人間は一歩で山を登るようにはできていないからだ。しかしながら、途中のチェックポイントや、歩みの一歩一歩に着目すれば、それは決して困難なことではないし、ましてや不可能なことではない。

要するに、「一歩で山頂に登ろうとする」から、「モチベが上がらない」という状態に行き着いてしまうわけだ。高望みをしてはならない。

とりあえず「今すぐにできること」「最も近い到達点」「最優先のタスクの入口」だけを最初に消化するように心がけるのがよい。

 

眼の前にあること以外を考えない

 

眼の前にあるタスクのことを考えるという点では、先の項目と重なる面も多い。
モチベーションが上がらないということが、「なんとなく面倒だ」「なぜか頭が働かない」という状態にあるとき、たいていの場合は「今すぐにはどうしようもないような、眼の前にないこと」ばかりを考えているからだ。

人間の脳みそは、現代人が期待するほどには高性能でも大容量でもない。そのため、眼の前にないことばかりを考えていると、脳の処理能力を超えてしまうし、容量がいっぱいになってしまうために、次の情報を処理できなくなってしまう。

結果的に「モチベーションが上がらない」という状態に陥ってしまうわけだ。

 

集中できる環境を構築する

 

「環境」というと、効果なアーロンチェアや昇降機能のついた豪華なオフィスデスクなどをイメージするかもしれない。あるいはハイスペックPCや、広く清潔な仕事部屋をイメージするかもしれない。だが残念ながら、すべて的外れだ。

在宅で仕事をするというときに、「自分がどのような姿勢・環境・状態でもっとも集中ができるのか」を模索するというのがこの項目で掲げている内容だ。

たとえばデスクの向きはどちらがいいのか、音楽を聞くのならなんの音楽を聞くのか、どのくらいのボリュームが良いのか、机の上にすぐに手が届く場所に資料があるほうがよいのか、それともPCだけがあるような状態がよいのか…検討するべきポイントはいくらでもある。

そして、人によって好みというのは異なる。そのため、絶対的な正解というのはない。
たとえば、音楽を聞くのがよい人もいれば、音楽がないほうが良いという人もいる。

自分にとってはどの状態が最も集中できるのか、そして仕事を進める気になるのか、モチベーションが維持できるのかということをつぶさにチェックしておく。何かにメモをしておくのもよい。

 

手を動かす

 

はっきり言って、これが最良の方法だ。オープンソースOSのLinuxを開発し、自身もプログラミングを行うリーナス・トーパルズ氏は、ときに過激とも言える言葉でプログラマーに向けた発言をすることで知られているが、彼の言葉の中に次のようなものがある。

Talk is cheap. Show me the code.」
日本語訳するとするならば、「チンケな会話は要らない、コード(プログラムのコード)を見せろ」ということになるだろうか。

 

[引用]:https://pixabay.com/photos/coding-programming-working-macbook-924920/

 

実はこれは、ただ進捗が出ていない相手を罵っている発言ではない。

基本的に身体や脳みそは怠け者なので、外部刺激がまったくない状態だと活動を休止する。つまり「集中していない」「ボーッとする」状態にある。この状態を脱して集中するためには、身体や脳に刺激を与えればよいということになる。

なぜ「手を動かす」ことが刺激になるかというと、指先や手を動かすことで、交感神経が優位になる。交感神経を優位にすることで、人間は集中モードに突入することができるということになるわけだ。

手を動かすといっても、ただグーパーをするだけよりも、PCのタイピングやマウスクリックなどがよいだろう。ただグーパーをするような単純な行動は、継続することが難しいし、刺激にならない。

指先だけを動かすことが困難であれば、身体全体を動かすのでもいい。ただしあまり長時間にわたると、身体が疲れてしまいその後の仕事に支障をきたすだろう。

なので、「集中したいときすぐにタイピングができる」というのは重要だ。集中のためにタイピングする内容を事前に決めておいて、集中が途切れてきたと感じたらそれをタイピングするようにルーティン化してしまうのも手段のひとつだ。

私の場合は作業進捗をその都度テキストにメモをすることができるようにしている。これによって、手軽に失った集中力を取り戻すことができる。

 

集中するために集中力を削いではならない

 

肝心なことは、「集中力を取り戻すための作業」に時間をなるべく取られないようにするということだ。集中力が切れてしまって、それを取り戻すための作業というのは、仕事時間から考えれば完全にダウンタイムだ。

集中力を取り戻すために、あれをやってみたりこれをやってみたりといろいろ試して、それによって結局集中力が戻らないままに夜を迎えるようなことがあってはならない。それこそ完全に時間のロスになる。

自分が集中力を取り戻すためのもっとも簡便で確実ないくつかの方法をいち早く確立し、次からはそれをいつも通り実行するというだけの状態にしておくことが望ましいわけだ。

 

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