ハードコアに在宅ワークにかじりつく At Home Hardcore

仕事は好きだけどオフィスはキライな在宅ワーク歴10年のヒト

在宅ワークをローテーブルと座椅子で!?…やめとけ。デスクと椅子を買え。

デスクとチェアが在宅ワーカーの身体を守ってくれるんですよ。

 

 
在宅ワーク・テレワークの機会が急に訪れた人も多いだろう。そういう人にとっては、自宅に「仕事環境」が整っていないケースもある。
 
特に女性に多いのだが、「家にデスクがない」、「ローテーブルならあるよ!」というパターン。
ローテーブルで在宅ワークはやめておけ。
 
今日はそんな話をしよう。
 

在宅ワークと「ローテーブル」の相性の悪さ

 
個人的には、生活するうえでデスクが必要ないというケースは多いと思う。ローテーブルは食事を置いたり、ちょっとしたものを置いてそのまま生活するのには便利だ。家にいるときはテレビを見ているか、ソファや座椅子でスマホを眺めるだけ、というタイプの人にとって、ローテーブルは非常に使いやすい。飲み物置いたりとか、ご飯を置いたりとかね。
 
しかし、これが非常に在宅ワークとは相性が悪い。
 

なんでローテーブルでは駄目なのか。

 
ローテーブル自体の機能性は、先に言ったとおり別に悪いものではない。私自身ローテーブルアンチではない。
 
しかしこの場合、座る場所の選択肢としてはソファか座椅子、さすがに床に直に座る人は少ないだろうから、クッションみたいなものになるのだろう。
 
さて、こういう家で在宅ワークが始まるとどうなるのかというと、必然クッションや座椅子に座ってパソコンに向かうことになるわけだ。
 
想像してみてほしい。あるいは実際にある人は、ローテーブルにPCを置いて在宅ワークを開始したイメージでPCに向き合ってみてほしい。
 

ローテーブル+ソファの場合→首 and 肩 and 腰 is dead

 
これはマジで最悪の組み合わせだと思う。
ローテーブルが、おおむね人間の膝ぐらいの高さだと想定する。
そうすると、ソファの「座る部分」とローテーブルの上がだいたい同じ高さになるだろう。
そのために、ソファに座ってローテーブルにPCを置くと、必然前傾姿勢になるのだ。
 

こういうことだ
 
さすがにローテーブルで在宅ワークをしようとする人がデスクトップPCを選んでいるケースは少ないと思うので、まずノートPCについて言うが、ノートPCはキーボードが画面のすぐ下についている。そのため、タイピングしようとすると大きく上体を前に傾けなければならない。
 
この瞬間、あなたの腰と肩と首にダメージがかかる。この状態で仮に8時間仕事を週に2,3回でもやったら、もう肩コリ首バキバキ腰グチャグチャだ。最悪坐骨神経痛とかヘルニアとかになりかねない。マジで最悪と言ったのはこのためだ。
 
次にデスクトップPCを使っているという場合だが、この場合いくぶんマシで、キーボードを膝上に持ってくることができるのである程度緩和できる。まぁマウスどうすんの?っていう問題は残るが、最悪ソファ上にマウスパッド持ってきたり、トラックボールマウス使うとかの方法はある。
 
けどはっきり言って操作もタイピングもしづらい。どう考えてもデスクで仕事したほうがはかどるでしょ。
 
膝上にPC置いて仕事する?やめとけ。今度は画面を見るために常時首をさげるからストレートネックになるぞ。
 

ローテーブル+クッションor座椅子の場合→肩 and 腰 is dead

 

こういうことだ。
 
こっちもなかなかにヤバい。
よほど育ちがよくて背筋がついていれば、座椅子やクッションに座りながら、背筋を伸ばして座ることはできる。
その場合、まぁずっと前傾姿勢をしている人に比べれば腰と首への負担は軽減されるだろう。
 
しかし、問題は肩である。
ソファの場合と異なり、今度は座っている座椅子やクッションよりも、ローテーブルのほうが高いというケースすらある。
そうなると、タイピングをしたりマウス操作をするためには、腕を上に持ち上げながら操作をすることになる。
 
こうなるとやはり肩こりまっしぐらでバキバキになる。
 
 
このように見ると、ローテーブルはやはり「仕事用」としては不向きなのだということがわかる。
 

仕事用デスクとかチェアを導入しろ。それがあなたのためだ。

 
まぁここまで、ローテーブルで仕事をすることのヤバさを芸術センスあふれる画像を交えて解説してきたわけだが、そこまで言ってもローテーブルで仕事をしたい…というよりも、デスクや椅子を導入したくない勢もいるかもしれない。
その理由と対策について書いてみよう。
 

デスクとチェアが高くて買えないの…というケース

 
もちろん、ゲーミングチェアだの棚付き高級デスクだの買えばそら高いよ。でもそんなものがなくても在宅ワークははかどる。
たとえば、職場で導入するわけではなく、あくまで自宅の仕事スペースとして導入するなら、山善のオフィスデスクでもいいだろう。
だいたい7000円前後といったところ。実際私も使っているが、適度な広さがあってマウス操作もやりやすいし、大型のディスプレイと電源タップと、プリンターをおいても大丈夫だ。飲み物とスマホだってもちろん同時に置いておける。職種によっては書類を扱う場合もあるかもしれないが、このデスクなら書類とPCを同時に広げてもいい。六角レンチ(付属)一本で簡単に組み立てられる。
 
チェアのほうは、本当は首周りを預けられるようなもので、かつクッション性とかリクライニングがついているようなモデルが理想的ではあるけれども、それ買うと普通に万越えの費用がかかるのとデカいので、あまり予算とスペースをかけたくないのであればナカバヤシのオフィスチェアあたりでいいのではないか。
 
ベーシックなオフィスチェアで、だいたい5000~6000円程度で収まる。私も使っているがこのチェアのポイントは、「背骨がメッシュで包まれること」だ。私と同じく背骨がちょっと浮き出てる人にとっては、カフェとかでよくある完全背板がある椅子だと、「背骨痛い問題」に遭遇することがある。このチェアならそれはない。これも組み立ては付属の工具一本でできたと思う。
 
この両方を一気に買っても、おおむね1万からちょっと足が出るぐらいだ。
ちなみにデスクは、この形式の製品が意外と多いので、さらに安値で買えるパターンがあるからそちらを選ぶのもいいだろう。
あと店舗で販売してる家具だと実際に座り心地とかが確認できるのでそれもいい。
抵抗がなければ、リサイクルショップでもこういう家具の販売をしているところがあるので、オフ○ウスが近所にある人は覗いてみたらいいかもしれない。
 
デスクとチェアを一緒に買う場合、「高さ」だけは注意しよう。椅子の上の膝がデスクの下に入らないような商品の組み合わせで選んでしまった場合、けっこうなストレスになる。というか、ソファと同じ問題が発生する。

いや椅子高すぎやろって思った?私も思った。

 

お部屋にスペースがないの…というケース

 
それはマジで場所がないのか、単に片付いていないのかによるが、たとえばデスクを買ったら、デスクの上に置くことができるものもあるし、デスクの下においておけるものもあるから、一概に「デスクのスペースをなにがなんでも確保する」という視点で選ばなくてもいいという前提がまずある。
 
あとは個人的には現在は使っていないが、折りたたみ式のデスクを導入するという手段もある。
ただいちいち組み立てて仕事するというわずらわしさがあるんで、部屋の配置換えしたり片付けしたりしてきちんと固定式のデスクを置けるなら、そっちのほうが断然おすすめ。
ちなみに私は以前折りたたみデスクを導入したところ、高さが足りなくてさっきの画像みたいな状態に陥った経験があり、折りたたみデスクには恨みがある。逆恨みだけど。
 
お部屋が片付いてなくて(ぴえん)の場合?ぴえんじゃねえ片付けろ。
 

効率悪いローテーブルで作業するよりデスクでさっさと仕事終わらせたほうがいい

 
いろいろ言ってきたんだけど、結局はこれに尽きる。ローテーブルで無理な姿勢で仕事して、肩こりだの首こりだのして痛い思いしながら、効率の悪い仕事をだらだらやるよりも、さっとデスクとチェア買って、ささっと仕事を片付けてソファでゴロゴロしてるほうがいいでしょ。
 
ローテーブル気に入ってるの!という人は、そのままローテーブルを「生活の場」で使えばいいのであって、ローテーブルがあるからデスクがおけないということにはならない。(四畳半の部屋に住んでる人はマジでごめん。ローテーブル処分したほうがいいわ。)
 
在宅ワークのために関節悪くするなんてアホらしいので、身体を守るためにもデスクとチェアを導入しよう。快適な作業環境が待っている。
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