ハードコアに在宅ワークにかじりつく At Home Hardcore

仕事は好きだけどオフィスはキライな在宅ワーク歴10年のヒト

在宅で働ける環境を守るために、集中しろ。仕事をしろ。進捗を出せ。

在宅ワークで働くことができる環境を手に入れて10年。
もちろん最初から在宅ワークがうまくいったわけではない。
それにはどこから仕事をとってくるか、単価をいくらにするかみたいな、営業的な意味もある。
しかし、どちらかというと、「在宅ワーク」という環境に慣れることのほうが難しい。

生まれてこのかたオフィス・事務所などで働いたことがないという人は多くないだろう。
工場とか現場とかを含めれば、ほとんどの人がなんらかの「職場」を経験しているはずだ。
そうなると、「職場」に行くことが仕事を始めるスイッチになっているとも言える。
そういう人がいきなり自宅で仕事の進捗を出すために、「集中して仕事をする」というのは確かにいろいろな障害があるだろうと思うわけだ。


在宅は集中を乱す誘惑が多いことは認めよう。

 


在宅ワークは自宅で働くことだ。わざわざ言うまでもない。
そして自宅とは、自分が普段、「快適な生活」をするために整えてきた環境だ。
つまり、多くの場合基本的に自宅というのは快適な環境なのだ。
その快適な環境に、不快な仕事を持ち込んだらどうなるかというと、人間の弱点として「快適なもののほうが気になる」というのはあるだろう。

在宅ワークフリーランスとして独立したばかりのひよっこが、自宅では全然集中できなくて結局会社へ出社することになったみたいな話も珍しくはない。
※この場合、自宅に小さい子どもがいるとか、介護が必要な親がいるとかいうやむにやまれぬ事情ではなく、単に「集中できない」という問題にフォーカスする。

快適な環境というのは、「誘惑が多い」ということと同義だ。
簡単にいえば、在宅で仕事をしているという状態は自宅で座っている状態なのだから、好きなことがいくらでもできてしまう。
職場で仕事をしていればできないようなこと、例えば日がな一日twitterのタイムラインを追うこともできる。
無限に表示されるYoutubeのショート動画を追っかけてもいい。
音楽を聞いていようが、大画面でデカデカとゲームをしていようが、なんなら職場から連絡が来ない時間はベッドやソファでふんぞり返っていたって誰からも文句を言われることはない。

まぁフリーランスはそれで仕事がなくなればそれで落伍していくだけなので好きにすればいいのだが、会社員で在宅ワーク・リモートワークが始まったという場合には、それですぐにクビを切られることはないだろう。
しかし、個人的には、それでもしっかり勤務時間中は集中して仕事をするべきだ、いや、しなければならないと考えている。
なぜなら、「在宅・リモートでは従業員のパフォーマンスが低下する」という結果を会社に与えないためだ。

冒頭に言ったとおり、在宅は誘惑も多いがなにより快適だ。
不快な仕事が自宅に入り込んできても、出社してオフィスで仕事をするよりストレスは感じにくいはずだ。
そんな環境を守るためには、在宅・リモートでも出社と同等のパフォーマンスが出せる、場合によっては、在宅のほうがむしろよいパフォーマンスを出せる、という結果を出し続けるほかない。
会社が在宅やリモートという働き方に融和的であってもそうでなくても、成果が出なければやがてその制度は淘汰される。
せっかく与えられた快適な環境が、自分の努力の足りなさによって奪われてしまうのだ。

在宅ワーク・リモートワークでこれからも働きたいと思っている諸氏は、出社時よりも圧倒的な進捗を出すしかないのだ。
そうして初めて、会社側に「在宅やリモートを選ばない選択に合理性はない」と詰め寄ることができるのである。

次回記事では、在宅ワーク・リモートワークで集中して進捗を出すためのライフハック的なことを書いていこうと思う。

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